10月、値上がりの月です。 夏の頃から、買い出しに行くと、食材の値上がりを実感します。食用油の値上げ感なんかは半端ない感じです。小麦粉の値段も上がり、市販のパンも値上げへという記事。
「コメ離れ」にコロナ禍が追い打ち…「ひとめぼれ」など価格下落が止まらず 読売新聞2021/9/28付け記事より
まだ仕入れている地元のパン屋さんからは値上げのお知らせはないから、簡単に値上げをできない小さな店の苦しい事情を共有します。
そんな値上げの話しの中で米の価格下落の記事。大幅な下落。60キロが1万円を切り、下落幅も数千円。営農の継続の危機。値上がりの季節、市場のコメ価格は下がるから嬉しいなんて訳にはとてもいかない。 店を始めてから値上がりではなく、仕入れの値段が上がらない、むしろ若干下がったのがお米。
お米と共に変わらないのが野菜。季節や天候による価格変動はもちろんあるが、キャベツやレタス、大根なんかの値段は変わらないなぁというのが実感。
今年の夏は天候が不純すぎて、農家さんにはそのことも苦労が幾十にも重なって、その上にコメの価格の大幅な下落。 今年のコメ価格の大幅下落は、コロナ禍でコメの消費が落ちていることによるものというかが、年々コメの消費は落ちているからコメの価格低迷は、もう市場に任せておいてよいものなどではない。
来週から少しの間だん弥さんの野菜の直売はお休みするのですが、秋の稲刈りの季節に入ったからなんですが、ニュースや特番では新米が美味しい季節になりましたなんていうのをやっているのを見たり聴いたりすると複雑な気持ちになります。
安定した営農につながるように農政が転換してほしい。安心に暮らしていくのに、市場原理だけに任せればわたしたちの暮らしが破壊に向かうのは避けられない。 これからも美味しいお米を食べられるように、ほんのささやかでもおコメの消費が増えることを願い、わたしは日々カレーをより多くのみなさんに食べてもらえるよう美味しいカレーを仕込むのです。